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とあるYouTube動画をきっかけとして、約25年前に活動していたヴィジュアル系バンドのギタリストの存在を知り、そこから彼が…また、彼と共に切磋琢磨してきたであろうメンバーたちが作り上げた音楽に、大層ハマッている。

彼らのバンド名は「Raphael」。

まったく、存じ上げておりませんでした。

当時、わたしは20代半ばで、両親との確執や希死念慮と闘っていて、家出したり出戻ったりを繰り返していたころ(遅すぎる反抗期)で。音楽というか芸能全般、まったく頓着していなかったのも原因かも。

音楽のことは勿論さっぱりわからない。すごいな、綺麗な、など、どちらかというと普遍的な感想しか言えない立場(ど素人)だということを踏まえたうえで、感想を述べたいと思う。

  • メロディや構成
    昨今の割と個性的な音楽に比べると、そんな複雑ではない感じ。ただ、メタルとクラシックの融合?が独特な世界観を表しており、他にあまり聴かないタイプの曲かも。
    (もともとヴィジュアル系はあまり聴かないため、知らないだけで他にいらっしゃるかもしれませんが)
  • 歌詞
    大人になってから随分時を経たわたし…いや、物心ついた時からどこか斜に構えて物事を捉える性質だったわたしは、純粋な青春時代を過ごしていないので、華月さんが紡ぎだす言葉にグッとくることは、残念ながらなくて。ただ、彼が綴る言葉の使い方はとても美しいなぁ、って感じた。

深い諦め 心はそぞろ 甘い優色 可憐な夢心地
<小夜曲~悲愴~ より>

…って、この表現はなかなかスッと出てこんと思う。

  • 演奏面
    技術的なことはわからない。そもそも楽器、触ったことすらないしね。曲全体は美しい響きのものが多い中、時折ギターの音程とリズムがズレているような感じがあるが、これは敢えてそういう曲なのだろうか?
    それから、ベースがあまり目立たない気がする。わたしの耳が悪いのか…。あと、わたしが聴いたのは『mind soap』というアルバムとYouTube動画のいくつかしかないので、他にベースがズンズン響く曲があるかもしれないね。

YUKIさんの歌声は好いね。曲と物凄く合っている。いや、彼の声に合うように曲を作っていたのかな? それとドラムがとても安定している。

実は、歌謡曲…いや今は何て言うん? ポップ…とも違うし… わからんけど、そういうのにオーケストラが入った曲ってあんまり好きじゃないんよね…本来はね。オペラやクラシックなど、そういうジャンルとして聴く分には違和感がなかったんだけどね。

割と許せるようになってきたのが、「Man With A Mission」の『Babylon』を耳にしたあたりからで、『Raise your flag』『My Hero』なんか鳥肌もんなんだけども。Liveでも超絶かっこよかったんだけども!

あ、で、この度の「Raphael」の楽曲についても、耽美さと重厚さがドッキングした綺麗カッコいい音楽たちに、至極感動してしまって。しばらく頭から離れないだろうな。こうして記事にするくらい。

前述でもあったように、わたしはど素人なので、一つ一つ楽曲を解説…はできないが、全部は聴いていない彼らの曲のうち、現段階で好きなものは

  • 花咲く命ある限り
  • さくら
  • 症状3.XXX症

かな。

いっちばん最初に聴いたのが『秋風の狂詩曲』で、そちらも心を動かされたのだけれど、『花咲く-』のほうが衝撃度が強かった。遅ればせながら、わたしの脳裏にドストライクだったので、しばし、彼らの世界に浸っていようと思う。


kitsugin

・40代、とりあえず既婚、子なし ・関西在住 ・一日の8割はボーっとしています ・飽き性で凝り性(バランス悪い…) ・文鳥を愛でているときが一番幸せ ・どこかの企業で派遣で働かせていただいています。  ←どっかの学校で講師アシスタントしてました